◆長澤徹監督
1万人を超すサポーターの方に集まって声援を送ってもらい、本当にパワーをもらった。逆転できたことも含めて、やはりこのホームの力の凄さを改めて感じた。
今日は前半戦の最後のゲームで、選手を送り出す時にスタジアムを含めて一体化というかみんなで一枚岩になれるゲームだと。そういう意味では色んな現象が出て学ぶところもあるが、結果的に勝点3取れなかったのは勿体なかったけど、その（勝点）2を失った意味をまたしっかりとチームで汲み取って後半戦に繋げたいと思う。
ゲームの方は、エスパルスがパス数とか含めて1位か2位のチームなので、そのチームに対してボールをしっかり奪おうと入っていった。それに対して前半30分過ぎまではパーフェクトで、狙い所で奪い攻撃に繋げるというところで、少しオフサイドラインにかかってしまったが、全然悪いオフサイドではなく、押谷とか赤嶺を中心にディフェンスをひっくり返しに行ったので、そういう意味では良かったと思う。
当然ゲームの流れは交差するもので、後半に入って少し握られてしまった。失点のところに関しては、少しサイドの対応と中のマークがその前くらいから割れてきていたので、中盤も含めてプレッシャーの形も限定をかけて対応したが、最後のクロスという形は相手のストロングで、その形を質で上回ってきてしっかり決め切った2点に関しては、さすが清水というところ。もっともっと我々も細かいがそこのボールへの対応、中のマーク、人数はそろっているので、そういうところをしっかり勉強しろよというのがこのゲームの意味だと思う。
ただ反面、1点取られて逆転まで持ち込んだパワー。もしくはしっかりクローズかけながらもう一歩攻撃にかかるところで、環境とか暑さとか色んなものを含めて死力を振り絞って出ていく分、少し勿体ないミスがあったのは事実。しかしそれはミスがあった時のカバーも含めてしっかりと足は動いているので、そういうところを日頃の練習からしっかり積み上げていきたい。
いずれにしてもここで（リーグ戦）半分で折り返しだが、選手達の力で（勝点）39取ったのは事実。そういう中でリーグ戦というのはきちんと実力が出るので、ああやって逆転できる力があるのも事実。ただ前半戦を振り返ってみるとこういう大事な時間帯で、もう一歩というところで、勝点2を逃しているのも事実。そこをはっきりさせてやっていくことがリーグ戦だと思うので、しっかりとまたみんなで反省して学び、そういうやられ方も記憶していって、もう一回全体で残り半分を踏み出したいと思う。
ここまで勝点39というクラブの中でも今までで一番勝点を積み上げて、ここから先はオリンピックとか相手もいろいろ研究してくる中で、我々は未知の世界にこの半分を踏み出していく。ただ、恐れず、迷わず、ブレずに全体で前に進みながら、またここから勝点をみんなで稼いでいって、最後から2節目の41節にエスパルスとアウェイでできるので、その時までには本当に強いチームになりたいと思う。
まだまだ、まだまだだが、順調にチームは前に進んでいる。政田に帰ってもっともっと鍛え上げて、しっかりトレーニングして、もっと強いチームにしていきたいと思う。

◆伊藤大介選手
（結果について）今の自分たちの力だと思う。試合の内容としても勝ち切れた試合だと思う。勝点3が欲しかったし、それを目指して1週間練習してきたので、勝点1は悔しい。
（豊川選手へのアシストは）豊川選手の特長が一番出たゴールだったと思うし、うまく入れてくれてよかった。2点目の僕のゴールも、しっかり僕のことを豊川選手が見ていて、一回で決められたらよかったが、空振り気味になってしまったがボールが良いところにあったので、落ち着いて決められた。
こういう展開の試合は今シーズン何回もあるので、上に行くためにはこういう試合で勝点3を取らなくてはいけないと思うし、そこはチームとして、何度も同じミスを繰り返しているので、修正して、チーム一体とならないといけない。
今日でちょうどリーグ戦は折り返しで、次から後半戦が始まるが、この勢いをそのまま後半戦に繋げていきたいし、今日もホームで1万人以上集まってくれた中で勝点1だったので、こういう試合で勝点3を後半戦は取っていきたいと思うので、サポーターとチームが一体となって、またやっていきたい。
今日1点取られた後でも逆転する力というのは（Cスタが）一体となったからで、ものすごく後押しというか、あそこまで行けたのは1万人入ってくれたサポーターの皆さんのおかげでもあるし、それで勝点3を取りたかったのが本音だし、申し訳ないし、だからこそ次につなげたい。

◆豊川雄太選手
（得点シーンの）あの抜け出しはずっと練習している形で、やっと結果に繋がったなという感じがある。
（オリンピック代表への落選があり）今日はかなり気持ちが入っていた。ここで前を向いて進まないといけないし、そのためにも今日ゴールを決められたことは、少しは前に進めたかなと思う。
でもこれを継続していくことが大事だし、もっともっと点を取って、チームを勝たせられるような選手になりたいと思う。